大人でも、誰でも、どこでもなる⁉︎ 専門医が語る、突然アレルギーが発症する「なぜ」

25 November 2018

大人でも、誰でも、どこでもなる⁉︎ 専門医が語る、突然アレルギーが発症する「なぜ」

冬を越えれば早くも花粉症のシーズン。だけど、今までアレルギーはなかったはずなのに、最近目はかゆいし鼻水は止まらない……これってアレルギーなの? 今年の春は花粉症が長引くことを指す新語、「ポーレンヴォルテックス」が欧米で登場。さらに専門家によると、アレルギーは誰でもどこでもなると言う。多くの人が抱いているアレルギーにまつわる疑問について、アメリカ版ウィメンズへルスがニュージャージー州のアレルギー専門医のニータ・オグデン医師にインタビュー!

「アレルギーは慢性的な疾患で、いつでも誰でも発症するもの」と教えてくれたのは、ニュージャージー州のアレルギー専門医であり、「米国アレルギー・喘息・免疫学会」で広報も務めるニータ・オグデン。アレルギーは一般的で、季節的要因や室内環境などが原因の一つとなり、成人になってからでも突然発症するらしい。

特定のアレルギーを持って生まれてくる遺伝的素因もある一方で、「幼少期にアレルギーのリスクがない人ほど、成人になって発症するリスクが増加する可能性がある」とオグデン。

 

さらに最近の地球環境は気温が上昇したため二酸化炭素が増加、そのために私たちは花粉や空気中のアレルギーの原因物質に今まで以上にさらされる確率が上がったと専門家は指摘している。

今春には、「ポーレンヴォルテックス(Pollen Vortex)」という新たな言葉が欧米で登場。通常より長い冬と、高い花粉量を表現した言葉だ。ある種の木々は春になるとようやく花粉を放出するけれど、他の植物は通常通りの時季、例えば秋から冬に花粉を放出するため、くしゃみや鼻のムズムズ感と向き合う花粉アレルギーの時季が長くなってしまったことが背景にある。

このようなアレルギーはさまざまなレベルで存在し、今、アレルギーに気づいただけでずっと昔から発症していたケースも少なくない。

 

また成人になって発症する別の理由として、州や県を超えて引っ越したり環境を変えたケースがある。今までさらされたことのない新種のアレルギーの原因物質に遭遇し、免疫システムがうまく機能できなかった時に発症するそうだ。

また年齢を重ねるにつれて、ハウスダストやペットアレルギーにかかる可能性も増加する傾向にあるという。家のほこりを掃除したり、家ダニが群がった枕で寝ていたり、お風呂のバスタブにこびりついたカビを掃除する機会が大人になるにつれて増えるからなのだとか。

 

アレルギーを自覚しているからといって、すぐに薬局の市販薬を服用するのはちょっと待って。オグデンは非アレルギー性鼻炎の可能性もあるから、医師に相談することをすすめている。また、加齢とともに免疫システムは減退して粘膜が弾力性を失うため、刺激にも敏感になりやすい。もしくは症状が2週間以上続いていない場合は、ただの風邪の場合もある。アレルギーはいつ発症してもおかしくないため、見極めに注意しよう。

「くしゃみや鼻水が止まらずアレルギーを疑う場合は、アレルギーの認定専門医に診てもらい、アレルギーを引き起こしている原因を特定してもらいましょう」とオグデン。自分のアレルギーの原因物質が何かを正確に知ることで予防策や治療法が分かり、症状を緩和に役立つはずだ。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。

Text : K. Aleisha Fetters Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images