爪の専門家が指摘! ネイルケアの「落し穴」とサロン選びの「盲点」

27 October 2018

爪の専門家が指摘! ネイルケアの「落し穴」とサロン選びの「盲点」

誰でも一度は、自分でマニキュアを塗ったことがあるんじゃない? ネイルサロンに足しげく通う人もいるだろう。特別なイベントだけではなく、何でもない日でもネイルケアをして色をのせると気分が上がる、という声も。そう、マニキュアを塗るということは、私たちにとって 「人生順調な幸福感」を増してくれる行為なのかもしれない。だけど、何気なくしているネイルケアやサロンでの施術が、爪にダメージを与えていることも。オーストラリア版ダウンロードが爪のスペシャリストに聞く、ネイルケアのリスクと対策。美しい指先を守るためにも覚えておいて!

定期的にネイルサロンに通っている人は、ケアをきちんと見直した方がいいかもしれない。「間違ったケアやマニキュアの施術でトラブルが生じることもある」と指摘するのは、爪を専門とする認定皮膚科医のダナ・スターン。ダナがネイルケアによって起こる爪のダメージについて教えてくれた。


摩擦や成分によるトラブルだけではなかった! 思わぬリスクとは?

常にマニキュアを塗ることによって起こる最も大きなトラブルの一つは、爪が薄くなること。米・マイアミ医科大学の研究ではジェルネイルを使うと、確実に爪が薄くなることが分かったそう。ツヤを出すための成分の他、アセトン入りの除光液に爪を浸して落とす行為もダメージを与える原因のひとつ。ダナは「爪にダメージが生じるのはマニキュアを落とす時」 だと考えている。

シェラックネイルやアクリルネイルも、乾かす過程で皮膚が紫外線にさらされるというリスクがある。ダナによると、「ネイルドライヤーの光は、シミやシワといった肌の老化サインの一因となるUV-A波」。ネイルドライヤーで皮膚がんになる可能性は低いかもしれないけれど、日焼け止めを塗ったり、指抜きグローブを使って肌を守るのはいいこと。

ネイルドライヤーの光によって目が危険にさらされ可能性もある。この光が顔の近くで照射されると目が傷つくこともあるので、視界に入るようならUV-A波、B波をブロックするサングラスで目を守っても。行きつけのネイルサロンでLEDドライヤーが使われているなら、ケアしてくれる黄色かオレンジのレンズをチョイスして。

 

「光毒性」もリスクのひとつ。ダナは、「光毒性のある薬を飲んで紫外線を浴びると日焼けするだけではなく、爪が浮いたり剥がれたりする爪甲剥離(そうこうはくり)、網膜損傷のリスクが高くなることも」 と注意を促す。サロンに通っているなら、現在飲んでいる薬に光毒性や感光性があるか、かかりつけの医師に確認するのがベスト。


マニキュアのトラブルを避けるために。覚えておきたいこと、チェックしたいこと

ダナは、「マニキュアは控えめにして、塗ったり落とす過程でも自分の希望をネイリストにしっかり伝えることが大切」と語る。

「粗いネイルファイルやキャップサンダーなどのツールでゴリゴリ剥がされることのないように、マニキュアの落とし方をネイリストに聞いてみるのも得策。このような落とし方では爪と甘皮に甚大な、時に取り返しのつかないダメージが生じてしまうこともあるわ」

アセトン除光液に浸してもジェルネイルが簡単に落ちないのは、何かがおかしいサイン。マニキュアを塗る下準備として、甘皮が切られたり剥かれたりするのもおかしい、とダナは指摘。

マニキュア大好きな人は、ダナが開発した「Dr Dana Nail Care System」に注目。ココナッツオイルとグレープフルーツオイルのようなナチュラルな成分を配合した、爪の角質除去や水分補給、活性化を行う3ステップトリートメント。

「これは、ネイル業界で初めてグリコール酸を使用した唯一のトリートメント。グリコール酸は、爪表面のダメージを除去してツヤを出してくれるので、爪の角質除去には欠かせない」 と言う。「どんなネイルトリートメントにもグリコール酸はもちろんのこと、爪の柔軟性を高めるリン脂質が豊富な保湿成分が含まれているべき」

ネイルサロンに行くなら、備品が殺菌されていて、定期的に交換されているかを確かめよう。さらに、以下の項目もチェック!

 

●キューティクルオイルは甘皮や薄皮の上にブラシで塗るのではなく、垂らされるのがベター。何度も繰り返し使われているブラシには、細菌と真菌がすみ着いていることもあるので要注意。

●ネイルファイルにも細菌と真菌がすみ着くので、一度使ったら取り換える

●ネイルファイルの中には、ナチュラルオイルに不向きなものも。目の粗いスポンジバッファーはアクリルネイルにしか使えない。

*編集部註:上記のチェックポイントはダナの見解です。


欠けや乾燥。意外にダメージが襲いかかる、家事をするときのネイルケア

爪が欠けたり割れたりするのを防ぐには、「家事、特に洗い物をする際にゴム手袋をするのがおすすめよ」とダナ。

「アルコール入りのハンドサニタイザーを使いすぎるのも避けて。アルコールは爪と皮膚をとても乾燥させるから」

 

※この記事は、オーストラリア版ダウンロードから翻訳されました。

Text: Frances Magiera Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images