【ながらエクササイズ】スマホを見る悪い姿勢。正しい座り方で、トラブルに決別!<姿勢編>

19 September 2018

【ながらエクササイズ】スマホを見る悪い姿勢。正しい座り方で、トラブルに決別!<姿勢編>

いつもの行動や毎日が、エクササイズの時間に早変わり! ピンチをチャンスに変える「ながらエクササイズ」。今回は現代人の大多数がやりがちな、スマホを見ながらの悪い座り方。実はこの姿勢、見た目が悪いだけではなく、体の不調に関連することも。その理由とケアするためのエクササイズを、女性パーソナルトレーナーの草分け、池田佐和子さんがレッスン!

通勤や通学中、何をして過ごしてる? ほとんどの人は、スマートフォンでメールやSNSのチェックをしたり、ゲームに熱中している人が多いよう。


自分では気づかない、座っているときの「スマホ姿勢」の悪さ

「スマートフォンを利用することがNGというわけではありません。でも、スマホは画面が小さいので、画面に熱中すると自然と首の位置が下がります。首だけ下げると疲れるので、猫背にもなります」と教えてくれたのは、女性のパーソナルトレーナーの第一人者で健康運動指導士の池田佐和子さん。

「背筋を伸ばしたまま座ると、猫背になりません。つまり、猫背になるということは“骨盤が寝た状態”(下イラスト参照)。腰から肩甲骨、首までが丸い姿勢になっている人が多いようです」

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NGな座り姿勢。骨盤が寝てしまい、背中全体が丸まる。
しかもスマホの画面に集中しているので、姿勢が崩れていることに気づいてない人も多いよう。

 

「パーソナルトレーニングを指導していても、最近は姿勢が崩れている人を見かける機会が少なくありません。姿勢の崩れは、見た目に影響して不調につながることも。

見た目でいえば、猫背だと背中が丸く見えるだけでなく、背中が広がって見えます。また、腹筋に力が入らないために下腹がぽっこりした印象になります。体のシルエットもだらしなく見えてしまいがちです。

スマホを見るときは首がまっすぐな状態のストレートネックにもなりがち。ストレートネックが原因で、頭痛や首の痛みを覚えたり、肩凝りや腰痛などに悩まされる人もいます。通勤中の何気ない姿勢の悪さが、こうした“トラブルの悪循環”を生んでしまうわけです」


通勤中やオフィスで。今すぐできる! 「美しい座り方」

では、どうしたら座ったときに美しい姿勢をとることができるもの? 簡単にできるやり方を、池田さんが指南。

「最近、電車やバスの車内などで多く見かけるのが、浅く座って姿勢が崩れている人です。浅く座ると必然的に骨盤が後傾して寝た状態になるので、腰から肩甲骨が丸くなってしまいます。ですから、まずは浅く座らないことが大切です。

まず座席に座ったら、座面と背もたれの接点にヒップを当てるような要領で、座面のギリギリまで腰をつけます。さらに、背もたれに背中をつけて座りましょう。このとき、骨盤をしっかり立て、おなかと内ももを少し締めるように意識します。

そしてその位置から1センチ程度、背もたれから背中や肩甲骨を離します。この1センチの意図は、“背もたれに背中を委ねない”という意味。実際には背もたれについてもいいのですが、ほんの少しだけ離す気持ちで座ると、背筋がまっすぐに伸びた美しい姿勢になります。

この姿勢をずっと続けるのは、最初はきついかもしれません。まずは「ひと駅分だけ」「3駅に1回は確認する」などの、軽い程度からのスタートで構いません。でも、この姿勢の方がだらしない悪い姿勢よりも体に負荷がかからないので、腰痛や肩凝り、首の痛みなどの悩みケアにも役立ちます。少しずつ慣れて、このいい姿勢をクセにしていってください」

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OKな座り方。腹筋に力を入れて、背筋を伸ばす。ほんの少しだけでも、背もたれから離して座ることからトライ! 

 

この姿勢は電車の車内だけではなく、オフィスや自宅など、どこでも活用できるもの。きれいな姿勢で、トラブルと縁遠い体作りを!

 

■お話を伺ったのは……
池田佐和子(いけだ・さわこ)さん
女性パーソナルトレーナーの第一人者。健康運動指導士。日本で初めてフィットネスクラブでパーソナルトレーニングを行ったことでも有名。効果的で分かりやすく、女性心をつかむプログラムには定評があり、メディア監修数は300を超えるという実績の持ち主。http://sawako-ikeda.com/

Photo:Getty Images Illustration :Kanao Enami(asterisk-agency) Text:Manabi Ito