生理前にイライラしないためには? 女医がアンサー!

11 March 2019

生理前にイライラしないためには? 女医がアンサー! 多くの女性たちの悩みに応えるべく、生理前をごきげんに、ヘルシーに過ごす秘訣を人気の漢方皮膚科・美容皮膚科の野本真由美先生がレクチャー。

多くの女性たちの悩みに応えるべく、生理前をごきげんに、ヘルシーに過ごす秘訣を人気の漢方皮膚科・美容皮膚科の野本真由美先生がレクチャー。


生理前は、ホルモンのジェットコースター状態!

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「クリニックに来る患者さんの多くが今、世代を問わず生理前の不調(PMS)に悩まされています」と野本真由美先生。日本産科婦人科学会によると、日本では月経のある女性の何と7~8割がPMSとか。「女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類のホルモンの増減によって、周期を形成しています。生理前、この2つのホルモンが急激に減る、いわばジェットコースターのような状態になったとき、心と体が大きく影響を受けます。体に表れる変化は、むくみや便秘、ニキビなど。心の変化は、イライラや過食などがあります」。
また、まだ先のことと思うけれど、実は生理と更年期障害はリンクしていることもおさえておいて。「生理前に、仕事の締め切りなど緊張状態が続くと自律神経が乱れ、症状が強く出てしまいがち。また、PMSの揺らぎと、更年期の揺らぎは実は似ているのです。PMSのケアをしておけば、来る更年期の波を緩やかにすることができますよ」。


1. 深く呼吸する

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ここからは、生理前にイライラしない具体的な方法を6つご紹介。まずひとつめは呼吸から。「緊張状態が続いて交感神経が優位になると、症状が強くなってしまうので、自律神経を整えるのがひとつの鍵。深く呼吸してリラックスすることをおすすめします。ヨガや瞑想も効果的です」。


2. マルチタスクをやめる

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「食事をしながら、スマートフォンを操作するなど、“ながら”の動作でも呼吸が浅くなり、自律神経を乱します。1つのことに集中し、いつもよりもゆったり丁寧に行動することをおすすめします」。


3. 好きな香りを嗅ぐ

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好きな香りを嗅ぐのも、自律神経を整える効果的な方法。「漢方ではミカンの皮やシソ、シナモンを使うことがありますが、苦手な香りでは気が巡りにくいので“好きな香り”であることが重要。精油でもフレグランスでも、自分がリラックスできる好きな香りをストックしておいてはいかがでしょうか?」


4. たんぱく質をしっかり摂る

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「生理前は、脳のホルモンや神経物質に不具合が出るので、イライラしたり悲観的になりがち。脳内物質をつくるのはたんぱく質ですから、幸せホルモンであるセロトニンを増やすべく、たんぱく質をしっかり摂りましょう。特に、豆腐や納豆など大豆たんぱくを積極的に。生理前の断食やジュースクレンズなどは控えましょう」。


5. 塩分やお酒は控えめに

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「生理前はむくみやすくなるので、塩分は控えめに。そして、アルコールの影響も受けやすいため、お酒も控えめにしましょう。生理が来た後は多少寝不足でも、またお酒の量が少々増えても、影響は受けにくく感じるはずです」。


6. 肌に優しいスキンケアを

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「生理前は肌がベタついたり、敏感に傾きがち。新しい化粧品にチェンジしたり、ヘアカラーをするとピリピリと感じることも…。攻めのスキンケアよりも、肌に優しい守りのスキンケアに切り替えることをおすすめします」。


それでも解決しないときは…まずは漢方を

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「月経は健康のバロメーター。将来の妊娠に影響しますから、婦人科の先生や漢方の先生に相談するとよいでしょう。PMSの治療法は、ピルと漢方の2つです。ピルは排卵を止めるのでホルモンのジェットコースター状態を無にすることは可能。出産を30代後半以降の高齢出産で考えている人にとってはおすすめですが、一過性のものになります。一方の漢方は、長く続けられる方法。しかも効き方は決して緩やかではなく、1カ月経って何も感じないという人はほとんどいないほど。平均しても3カ月経つ頃にはPMSの症状が落ち着くので、私は漢方ファーストで取り組むことをおすすめしています。生理前を上手く過ごすことは、“クオリティオブライフ”につながるのはもちろんのこと、美肌や美人度アップにもつながります。数日だから我慢しよう…ではなく生理前こそ前向きに、そして穏やかに過ごしてください」。


お話を聞いたのは、野本真由美先生

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皮膚科専門医・漢方専門医・日本抗加齢医学会専門医・薬学博士。新潟と東京・銀座の自身のクリニックで診療を行うほか、ニキビ、漢方薬、スキンケアなどを中心に年間30回以上、医師向けの講演を全国で行う。新聞や雑誌などでも多数、寄稿中。

野本真由美クリニック銀座
体の中と外から皮膚を考え、治療効果を高めるための食事、栄養素、漢方薬、外用療法、スキンケア・メイクについてもアドバイス。皮膚にまつわる悩みはもちろんのこと、更年期障害や薄毛、アンチエイジング外来の診療も行う。
住所/東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル4F
診療時間/10:00~18:30(最終受付) 
休診日/火・日曜、祝日 
https://ginza-skinhealthcenter.com/

Photos:Getty Images