アルツハイマー病の予防となる習慣とは?

12 January 2019

アルツハイマー病の予防となる習慣とは?

イギリス国内では、約85万人が認知症かアルツハイマー病を抱えている。でも、これほど数字が大きいにもかかわらず、このような消耗性疾患の予防法や治療法は見つかっていないそう。
でも、いくつかの研究によって、体内にある特定のタンパク質が多い人は、こうした難病にかかりにくいこと、そして、このタンパク質の生成は定期的な運動によって促進されることが明らかになったみたい。

米ラッシュ大学は、70~80代の成人535名を対象に長期間の研究を行った。

研究の期間中、各被験者は、思考力と記憶力のテストを含む認知機能検査を毎年受けた。最終的に被験者が亡くなると、研究チームは検死解剖で被験者の脳由来神経栄養因子を測定。

その結果、「脳由来神経栄養因子」というタンパク質の濃度が最も高い被験者は、最も低い被験者に比べて、脳機能の低下速度が50パーセント遅いことが判明したそう。そのため研究チームは、脳由来神経栄養因子が、アルツハイマー病に特有の蓄積物(プラークやもつれ)のダメージから脳を守る “緩衝材” として働くと考えている。

 

別の研究では、ジョギング、サイクリング、水泳などのエクササイズが、この重要な脳内タンパク質の生成を3倍に増やすことが分かったそう。

でも、英アルツハイマー病協会のダグ・ブラウン博士が言うように、「この研究はまだまだ初期段階」

「記憶力向上の理由が、このタンパク質にあるとは言い切れないけれど、定期的なエクササイズで脳由来神経栄養因子を増やすこと自体に問題はないだろう」とのこと。

ヘルシーな老後のためにも、運動は続けていきたいもの。

 
※この記事は、イギリス版ダウンロードから翻訳されました。

Text: Katie Robertson Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images