硬い床やベッドが背中にいいはホント? 快適な「睡眠環境の正解」を医師がアンサー!

19 November 2018

硬い床やベッドが背中にいいはホント? 快適な「睡眠環境の正解」を医師がアンサー!

背中が痛いからベッドではなく、硬い床の上で寝ている人もいる様子。その理由は「背骨の健康には、硬い床などで寝るのが一番」と考えているからのようだ。でも本当に、それで背中が楽になるのだろうか? 寝具や寝る時の姿勢に詳しいドクターの見解を、アメリカ版ウィメンズへルスからピックアップ!


床で寝た方が背中にいいの? ドクターの回答は……?

特殊外科病院の認定リハビリ医、ジェニファー・L・ソロモンによると、「床で寝ることは長期的な見方をすれば、良くありません」

でも短期的には、「背中に急性の痛みがある場合、硬い素材の上でいつもの姿勢で寝ると症状が緩和することもありうる」。ソロモンいわく、「床で寝て膝を曲げると、背中の負担が軽くなるケースが多い」そう。

“背痛には硬いマットレスがベスト” と言われるのも、この理由からのようだ。でも、ソロモンが言うように、その効果は 「人それぞれ」。硬い所で寝た方がいい人もいれば、柔らかい場所で寝た方がいい人もいる。それを知るには、結局のところ自分で試してみるしかないみたいだ。「背骨と背骨の理想的な並び方を守るという観点からすれば、人によって効果的な寝方は違う」と、ソロモン。


床で眠らずに背中の痛みを緩和するには?

ソロモンによると、「横向き、またはあおむけで寝る人は、膝の下か膝の間に枕を挟むことで背骨が正しく配列される」そう。

ベッドの上にたくさんの枕をのせている人もいるけれど、本当に必要なのは1~2個。頭の位置が高すぎると、首が前に曲がって痛くなるため、高すぎない枕を選ぶのもコツの一つ 。

また、うつぶせで寝ると背骨に負担がかかり、背骨の本来の自然なカーブが描けなくなるのでやめた方がいいのだだとか。

でも背骨に影響を与えるのは、寝る姿勢と寝具の硬さだけではない。ソロモンいわく、「背骨の健康状態は、運動量や食事の摂食量、ストレスによっても左右される」と言う。「誰にでも効く魔法の治療法はない」 とソロモンは続ける。「背骨の健康には複数の要素が関わっており、睡眠はその要素の一つにすぎない」

背骨が正しく並んでいないと背中の痛みの改善は難しい。そのためにも寝る姿勢や場所を変えてみて、自分にとって一番快適な睡眠環境を見つけよう。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。

Text: Caroline Shannon-Karasik Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Imeges