1人でも多くの人を健康に、幸せにしたい。トレーナー笠原里依子さん

25 October 2018

1人でも多くの人を健康に、幸せにしたい。トレーナー笠原里依子さん

トレーナーとして独立して3年、今ではフィットネスクラブでのレッスンやパーソナルトレーニングなど、幅広い年代の方の指導をする笠原里依子さん。「運動が嫌いでしたが、里依子さんのレッスンを受けて周りに驚れるほど大好きになりました」「フィットネスの素晴らしさ、チャレンジすることの大切さを常に発信している」と、スポーツを通じて社会に貢献している女性として、ダウンロードの読者から推薦の声が寄せられた。彼女がトレーナーという仕事を通して実現していきたいこととは?


柔道の道からフィットネスクラブでのトレーナーに転身

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学生時代は柔道に打ち込み、その実力はインターハイに出場するほどだったという笠原さん。大学まで柔道推薦で進むべきかを考えていたときに、両親の勧めで柔道の道をスッパリやめて、スポーツの専門学校に進学した。

「在学中にフィットネスクラブでアルバイトを始めました。インストラクターさんたちに触れる中で、自分でもやりたい! と思い、学校卒業後はそのままインストラクターとして働き始めました」

フィットネスクラブではお客様とのトレーナーとしての技術はもちろん、お客様とのコミュニケーション方法など多くのことを学び、インストラクターのスキルを競うイベントで優勝したこともあった。そしてその経験が、彼女の転機になった。

「フィットネスクラブという枠を飛び出し、もっとたくさんの人と関わりたい、と思うようになり、フリーのトレーナーになりました。独立直後からナイキのトレーナーとしてスカウトしていただいたり、都内のジムからお誘いをいただき、現在は7拠点で指導をしています」


お客様が運動を好きになり、継続するきっかけになりたい

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笠原さんがトレーナーとして日々エネルギッシュに活動するモチベーションは、人に幸せになってほしいという想い。

 「自分と関わる人が幸せになってほしいし、人生を豊かにしてほしい。そう考えると、健康であることが一番。いくつになっても自分の脚で歩き、ポジティブなマインドでいること。それは全てスポーツで補えると思うんです」

そのために、トレーナーとしてできるのが、レッスンで元気になり、達成感を感じてもらい、運動を継続してもらうきっかけを作ること。

「クライアントさんが体を動かすことでポジティブになって、元気になるのがうれしい。ご飯を食べに行く時も、特定のメニューを目的に行くこともあるけれど、お店の人に会いたくて行くこともありますよね。私自身が、クライアントさんが運動しよう、と思うきっかけ、理由になれたらいいなと願ってます」

そのためには、万人に受けることも大切だと思っている。

「みんなから好かれるって、嫌がる人もいるけれど、トレーナーは自分が選ぶ立場ではないし、健康で豊かな人生を送る人は1人でも多い方がいいので、嫌われるよりはたくさんの人に好かれたい。集客数を増やすこともトレーナーとしては常に意識したいと思っています」


「軍曹」と呼ばれる厳しい指導は、結果を出すため

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撮影中も笑顔が絶えず、明るく飛び回っていた笠原さんだが、ひとたびトレーナーとしてレッスンが始まると、「軍曹」と呼ばれるほどの厳しさを見せる。その理由は、クライアントさんの時間を無駄にしたくないから。 

「集中せず、なんとなくトレーニングをするのは時間の無駄だと思うんです。トレーニングを強要することはできないけれど、今の状態を気づかせてあげることはできます。どう成長するかの過程と達成への責任は私が持ちますが、その代わりレッスン中は集中してほしい。だから厳しく声を掛けます」

愛のある指導の結果、クライアントの体が変わり、苦手な動作ができるようになったり、運動音痴なのにリズムが取れるようになったりと変化を感じられることも多い。 

「楽しみながら続けて、習得できたという変化を身近で見守れるのは、トレーナーとしての喜びですね」

2カ月おきに1週間の休みを取って東京を離れるという笠原さんは、東京にいる間は休みなしに働き続ける。

「忙しすぎる! ということもなくて、忙しいのはありがたいと思います。人に必要とされることが生きがいだから。家族やボーイフレンド、仕事でも、私を必要としてくれる人がいる限りは、寄り添っていたいと思います」

来年からは、どこでも生きていけるスキルを身につけるべく、トレーナーとしてさらに学び、活動の方法も変えて行くという笠原さん。彼女のあり余るエネルギーは、これからも多くの女性たちにポジティブな変化をもたらすに違いない。

Photo : Kento Mori