フィットな女優・エマ・ストーンが、ボディー改革で約6.8kgの筋肉をつけた方法

昨年日本でも公開された映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で天才女子テニスプレイヤー、ビリー・ジーン・キングを演....

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昨年日本でも公開された映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で天才女子テニスプレイヤー、ビリー・ジーン・キングを演じたエマ・ストーン。この作品で彼女は、アスリートらしい引き締まった体を手に入れるために、ボディー改革にトライし、見事に6.8kgもウェイトを増やした。今回アメリカ版ウィメンズヘルスは、彼女の専属トレーナーに、エマの肉体改造の方法を教えてもらった。

エマ・ストーンはジムの常連。ロサンゼルスのフィットネスクラブ『Rise Nation』設立者で認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストのジェイソン・ウォルシュを専属トレーナーにして、何年もデッドリフトやスクワットを続けてきた。でも、映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で、グランドスラムを39回も成し遂げた伝説の女子テニス選手、ビリー・ジーン・キングを演じることになったのがきっかけで、トレーニングをアップグレードすることに。

「この役を演じる可能性が出てきたとき、エマは映画『ラ・ラ・ランド』の撮影中でした」とウォルシュは当時を振り返る。「ビリー・ジーンの体を一目見れば、エマに筋肉が必要なのは明らかでした」

2人は早速、撮影が始まるまでの3カ月で、エマの体に4.5kgの筋肉をつけるという目標を立てた。ウォルシュが立てた効果的なプランのおかげで、最終的にエマは、目標を大きく超える6.8kgもの筋肉をつけることに成功。

「実在する人物を彼女が演じたのは、この作品が初めてでした。それが世界最高のアスリートのひとりであることを重く受け止め、とても真剣に頑張っていましたよ」とウォルシュは続ける。

テニス界を象徴する選手になりきるべく、エマがジムの内外で実際に行ったトレーニングとは?

Text: Samantha Lefave Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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ワークアウトは1日2回

ハードコアなのは確かだけれど、ビリー・ジーン・キングだってハードコア。ウォルシュによると、最初の4週間、エマは週に4日、1日2回のダブルワークアウトを行った(それに加えて週に1日は、1日1回のシングルワークアウト)。「午前中は主要な関節を複数使う複合的なエクササイズ、午後は関節を単体で使う補助的なエクササイズをしていました」
ここでウォルシュはボリュームを減らし、次の6~8週間はシングルワークアウトを週に5日、最後の1カ月は週4日に変更したそう。

「アスリートのトレーニングに関わってきた個人的な経験から言わせてもらうと、アスリートらしい態度とメンタリティを身に付けるには、アスリートのように感じ、アスリートのように動いてもらうしかありません。でも、テニスをしない女優がテニスを始めれば、けがをする可能性は大いにあります。だから、リカバリーを助け、彼女に必要な可動域と筋力をつけるためのツールは全て使いました」

 

ウエイトトレーニングにもおじけづかない

筋肉をつけたければ、ウエイトトレーニングをするのが一番手っ取り早い。ウォルシュによると、ウエイトトレーニングでは努力以上の成果が得られる。「重たいウエイトを運ぶトレーニングは定番でした。ダンベルを手に持って、トラックを行ったり来たりするんです。そりに乗せたウエイトを押すスレッド、臀筋を鍛えるヒップスラスト、フロントスクワット、プッシュアップ、デッドリフト、フォームローリングもたくさんやりましたね」

エマが一番嫌がったのは、ローデッドキャリーとスレッド。「とにかく気が遠くなるんです。重たいウエイトを手に行ったり来たりするのは時間がかかりますし、本気で歯を食いしばらなければなりません。多くの時間と努力を要するエクササイズです。最終的に結果が出たのは、それでもエマが言われたことを熱心に実践したから」とウォルシュは理由を説明する。

 

片足エクササイズを重視

ウォルシュによると、ブルガリアン・スプリットスクワット、シングルレッグ・デッドリフト、ウエイト付きのランジは、どれもエマのメニューの一部だった。「これで彼女の関節が安定するようになりました。その結果、アスリートのように動いたり、ウエイトを運んだりできるようになったので、けがのリスクが減ったのです」
言われてみれば確かにそう。テニス選手は常に動き、走る方向を頻繁に変えている。関節が安定していなければ、けがをするのは当たり前。

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スピードと敏しょう性も重視

ウォルシュが最も重点を置いたのはエマの筋力づくり。でも、彼のトレーニングを通して得られるのは筋力だけじゃない。「それと同時に可動域と関節の安定性も高まります」。実際にエマは、トレーニングによって高まった敏しょう性のおかげでテニスコーチとの厳しいレッスンを乗り切り、このスポーツに必要なフットワークとスキルを身に付けたそう。

テニスレッスンを補う一方で体の調子を整えるため、エマは最後の1カ月間、『Rise Nation』のクラスにも週1~2回参加し、有酸素マシンのヴァーサクライマー(VersaClimber)でカロリーをガンガン燃やした。ウォルシュによると、もともと筋肉質なので有酸素運動があまり必要ないエマは、筋トレと有酸素運動を2:1の割合で行ったそう。

 

アクティブリカバリーを省かない

トレーニングで忙しくても、リカバリーの時間は必要。ヨガ好きのエマがリラックスした環境でストレッチできるよう、ウォルシュは土日のどちらかを休息日に設定した。トレーニングの終盤は、エマにとっても楽々のメニュー。「ある程度仕上がっていたので、そこまで焦る必要はなかったんです。エマの体が数週間前に出来上がっていたおかげで、最後は少し余裕がありましたね」

 

カロリーの摂取量をアップ

ご存じの通り、栄養はボディメイクにおいて大きな役割を果たす。エマがエネルギー不足にならないよう、ウォルシュはエマのカロリー摂取量を1日2,500kcalから3,000kcalに増やした。「エマの代謝率が上がることは分かっていましたし、彼女自身いつも空腹を訴えていました。あれだけのトレーニングをすれば、体に必要なカロリー量が増えて当然です」

エマには特別なミールプランに沿う必要も、カロリーを計算する必要もなかったけれど、食事のたびに豊富な野菜と何らかのタンパク質源、そしてヘルシーな脂質源を摂取するという基本的な栄養ルールに従う必要はあった。

でも、1日の大半をアクティブに過ごしていることを考慮して、エマは1日2杯のプロテインシェイクも通常のメニューに加えた。「カロリーが摂りたければ、食べるより飲んだ方が早いですから」と話すウォルシュによると、ホエイプロテイン、ウドズオイル(フラックスシードオイルやゴマ油といった脂質のミックス)、アシュワガンダ(主にアーユルヴェーダ医学で用いられるハーブ)、ひとつかみのホウレン草、アーモンドミルクまたは水を加えたシェイクは、飲みごたえがある上に栄養たっぷり。でも、何よりも大事なのはおいしいという事実。「プロテインシェイクは本当に味が良くないと、3カ月も飲み続けていられませんよ」

最終的にウォルシュとエマは、「体が育ち、順応し、ワークアウトのストレスから回復するための環境」を作り上げた。「体を成長させるのはワークアウトそのものではなく、リカバリー、睡眠、栄養、そして水分補給です」

まさに完璧なチームプレー。ちなみに『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のエマは、ものすごくカッコいい。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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